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天井裏に蜂の巣!? 気づきにくい通気口に潜むハチの駆除法

ある日突然、家の庭にハチが増えてくることがあります。

どこか近くに巣があるのでは?と思ってみていても、なかなかどこに巣があるかわからない。

そんなとき、ふと屋根に近いところを見てみると、家の通気口の周りに何匹もハチが止まっているのが見えてしまった。

普段あまり家の屋根に近い部分を見るという人は多くありません。

そのためハチの巣が大きく成長し、たくさんのハチが飛ぶようになるまで気づかない方は非常に多く、我々が依頼を受けて伺う頃には巣の大きさが40cm以上におよび、500匹を遥かに超えるハチが巣に収まっている状況と出会うことも少なくないのです。

このような状況では、ほぼ間違いなく屋根裏の通気口裏側にハチが巣を作っているパターン。

私の実績から考えると、このようなケースのハチの種類は9割程度がキイロスズメバチによるものです。

屋根裏の巣、どうする?

「見えない場所にある巣だから、あまり気にならないし放っておいても大丈夫でしょ」とお考えではありませんか?

大丈夫じゃありません!

このような場合に屋根裏の巣を放っておくと、後のリスクは大きく増加します。

ハチの巣は夏場には短期間で巨大化していき、ハチの数も爆発的に増えます。

外を飛ぶハチの数も当然増え、自分や家族が刺されるリスクも増加の一途をたどり、第三者が被害に遭うリスクも高まってしまいます。

更に時間が経つと、十分な戦力を整えたキイロスズメバチのファミリーは、軒下などの外部に巣を移転させるケースが多く、十分なスペースを手に入れたファミリーは、更に巨大な巣を作り上げるでしょう。

最大で1000匹を超える巨大な巣を作ることもあり、周辺への被害も無視できないレベルに達してしまいます。

このような事態に陥る前に手を打っておかなければ、家族が危険にさらされたり、無関係な第三者に被害が及び、責任を問われる状況にもなりかねません。

少しでもハチの巣が小さいうちに対策を行うこと重要なのです。

屋根裏のハチの巣を効果的に駆除する方法

屋根裏に巣を作ったハチを駆除するには、下のような手順を踏む必要があります。

これは我々プロも同じことですので、私達がとるものと同じ方法をご紹介しておきます。

  • ハチの巣が家のどのあたりにあるか確認
  • ハチの巣がありそうな場所へ行ける入口を探す
  • 屋根裏に入ってハチの巣まで行くことができるか確認
  • 殺虫剤を駆使しして攻撃部隊を倒す
  • 巣の中に殺虫剤を入れてハチを全滅させる
  • 巣を撤去する
  • 巣とハチの処分

この手順を、詳しく説明してみることにしましょう。

注意点も詳しく書き込みますので、実際に挑む前にはよく確認しておいてください。

なお、非常に危険が伴う作業となりますので、自分で駆除を行う場合はどのような結果になったとしても自己責任であることを御理解の上で挑んでください。

ハチの巣の位置を確認する

まず、外から見た際のハチの巣があると思われる場所を確認しましょう。

多くの場合は1箇所の通気口から出入りしているものと思いますので、その場所がハチの巣の場所と仮定して問題ありません。

その場所の真下にある部屋が、家の中でどこに当たるかを確認してください。

注意点

あまり近づくとハチを刺激してしまい攻撃を受ける可能性がありますので、できるだけ遠くから確認しましょう。

どこの部屋が最も近いかを確認できれば、この段階はOKです。

ハチの巣がありそうな場所へ行ける入口探し

どのような家であっても、屋根裏に入るための入口は用意されています。

洋室の天井であれば、写真のような「点検口」と呼ばれるものが設置されているケースが多くなるでしょう。

点検口の例

クローゼットなどの中に設置されていることもありますので、探してみましょう。

和室の場合は、押し入れや天袋の天井を軽く上に押すと、浮き上がって板が外れるようになっている場所があるはずです。

押し入れ点検口の例

外から見た際に、ハチが出入りしていた場所からできるだけ近い部屋で入り口を見つけると、屋根裏での移動が少なくて済みますので、作業の負担が軽減できます。

ハチが出入りしていた場所の真下にある部屋から、順番に各部屋を探していきましょう。

1階の天井裏に巣がある場合は、お風呂場の天井にある点検口が利用できる可能性もあります。

注意点

この段階では、点検口や押し入れなどの天井を開けてしまわないように注意してください。

ハチが近くを飛んでいた場合、開けた場所から飛び出してくる危険性があります。

特に押入れなどの天井にある入口は、薄い天井板が乗っているだけのものが多いので、押したら動くということを確認する程度の小さな押し上げだけで済ませる必要があるでしょう。

防護装備や他の人の退避が完全でない状態で接近戦になってしまうのは非常に危険です。

入口を探すだけですが、慎重に進めてくださいね。

屋根裏に入ってハチの巣まで行くことができるか確認

この段階からはハチとの直接対決もあり得る状態に入ります。

駆除に必要な道具は以前の記事にまとめていますので、そちらを参考にしてください。

大げさな装備と感じるかもしれませんが、これだけの装備をしていなければ屋根裏に入ってから後悔することは保証します。

リンク先ページで紹介している装備品の中で、屋根裏で虫取り網を振り回すことはできないでしょうから、虫取り網だけは不要でしょう。

屋根裏に入ってから殺虫剤を取りに戻るのは、ハチを家の中に引き入れることになりかねませんので、余っても構わないと思って十分な本数を用意しておいてください。

また、屋根裏は非常に暗い場合が多いので、照明となるものは別途用意が必要です。

両手を使わなければ作業ができませんので、ヘッドランプタイプのものを準備してください。


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長靴も含めて全ての装備を整えたら、入口のある部屋から他の人に退避してもらい完全に扉を封鎖し、万一部屋の中にハチが飛び出したとしても、その部屋から出ていかないようにしましょう。

完全に駆除するためには、できるだけハチが飛ぶ範囲を小さく保つのは必須です。

準備の完了を確認したら屋根裏の入口を開け脚立を使って屋根裏に上がり、ハチの巣が見える場所まで屋根裏を移動できるか確認を進めます。

注意点

基本として天井は足を載せられない場所が多いので、梁などを伝って移動が可能か確認を進めます。

どうしても梁などの強度がある部分だけで移動ができない場所があった場合は、天井を使って移動することになりますが、その際も天井に体重を掛けてしまうと板が破損して落下する危険性があります。

特に和室の天井に見られるような、薄い板と小さな角材で天井が作られているような場所は、人間の体重を支えることはできません

和室天井裏の例 このような場所は体重をかけられない

軽く手で押さえた程度でたわみを感じるような場所は、体重を載せると確実と言っていいレベルで破損しますので、梁などでの移動が難しい場合は通れないものと判断しましょう。

洋室の天井は比較的頑丈に作られていることが多いですが、体重を一度にかけることなく、十分な強度があることを確認しながら移動を進めてください。

ハチの巣に手がかけられる距離まで移動できればよいですが、移動経路が見つけられない場合は、ハチの巣の近くへ新たに点検口を設置する必要があります。

殺虫剤を駆使して攻撃部隊を倒す

ハチの巣に手が届く距離まで移動できた頃には、ハチも敵が接近していることに気づくでしょうから、既に攻撃部隊が出撃し、周りを取り囲んでいる状況であろうと思います。

特に屋根裏に巣を作る確率の高いキイロスズメバチの場合は、圧倒的な数で群がってきて攻撃を繰り返します。

決してひるまずに殺虫剤を噴射して、攻撃部隊が全滅するまで戦いましょう。

注意点

ここまで来たら気合いあるのみです。

精神論のようですが、実際にハチと戦うということは命のやり取りに他なりません。

ひるんだり逃げ腰になったりすると、踏むと危険な天井を踏んでしまったり、梁の上から転落するなどの事故にも繋がります。

仮に刺されてしまったとしても、この状況から逃げれば部屋の中にも追ってきたハチが入ってしまい、駆除はより難しいものとなりかねません。

始めた以上、相手を倒し切るまでは耐えながら戦うしかないのです。

自分の装備を信じて、ただ攻撃を続けましょう。

巣の中に殺虫剤を入れてハチを全滅

巣の外を飛ぶハチがいなくなったら、巣の中に殺虫剤を吹き込み、内部に残っているハチを全滅させましょう。

巣の入口は外部向きになっている場合が多いので、吹き込む場所が見えない場所だった場合は巣の一部を壊してでも内部にまんべんなく殺虫剤を吹き付けます。

ここまで出来れば、ハチの駆除は完了です。

注意点

前の段階で攻撃部隊は壊滅しているはずですが、防護装備は解除しないようにしてください。

巣の中にいるハチは多少攻撃性が低いとはいえ、いざとなれば刺してくることもあります。

さらに、外回りに出ていたハチが戻ってくることもありますので、ハチが全滅したのを確認するまで、防護は維持する必要があります。

巣を撤去する

全てのハチがいなくなったら、巣にビニール袋を被せ、根本から切り取ります。

ハチの幼虫なども大量に入っている場合がありますので、かなりの重さを想定しておいたほうが良いでしょう。

殺虫剤で倒したハチが天井裏に散乱しているはずですので、それらも回収し屋根裏から持ち出せば作業は完了です。

注意点

ハチの巣は軽い素材で作られてはいますが、幼虫などが入っているとかなりの重量になります。

天井に落下させてしまうと、天井を破損させる可能性もありますので、手を滑らせないように注意してください。

また面倒だからと巣を撤去せずにおくと、遠からず幼虫などが腐敗し天井に垂れ落ちて天井を汚したり、害虫を呼び寄せるもととなってしまうことが考えられます。

せっかくここまでやったのですから、最後まで手を抜かずに巣の撤去も済ませましょう。

巣とハチの処分

住んでいる自治体の分別ルールに従い、ゴミとして処分してください。

どの種類のゴミとして出すべきかがわからない場合は、市役所などで事前に確認しておくと安心です。

まとめ

この記事では、天井裏に作られてしまったハチの巣を駆除する方法についてご紹介しました。

十分な装備があり、しかも通れる場所の判断ができて、梁を伝って移動する体力があれば、無理な作業ではないことはご理解いただけたものと思います。

ただ、これらの手順を自力でできるという人は少ないのではないでしょうか。

準備にも非常に費用がかかるのは、装備の一覧をご覧になればおわかりいただけるものと思います。

無理や無駄と判断したら専門の駆除業者に任せることを選びましょう。

広島県と隣県のみの対応ですが、「ハチトラブル解決隊」なら安く、しかも確実な施工をご提供可能です。

無理な危険は避け無駄な出費にならないよう、ぜひご相談ください!

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